パソコン初心者向けには、大手スーパーでの購入が賢いといえるかもしれない。スーパーの狙い目は家庭市場。したがって、主婦や子供にもわかりやすい製品説明が期待でき、一体型、入門機、ノートパソコンが中心の品ぞろえをしているのが特徴だ。たとえば、ある大型スーパーでは、アメリカの家庭市場でトップシェアを誇るメーカー「パッカードベル」のパソコンをあつかい、「主婦に買ってもらうには、家計簿ソフトをつけるよりは教育を」と、子供が家でできる勉強用のソフトをつけて売上げを伸ばしている。メーカー直販は、むろん自社製品しかあつかってないが、注文組み立てに対応できるというメリットがある。また、部品価格が安く、サポート態勢が充実しているという点もユーザーにはうれしい。以上のように、容易に購入できることとアクセスのよさでは、スーパーでパソコンを買うのもいい方法だが、技術やサポートや保証を重視するなら、メーカー直販がいいだろう。
あるベテランのソムリエが、量販店のA店、デパートのB店、高級食品スーパーC店で購入したワインをそれぞれ試飲してみた。A店では1万円を切る値段で売られていた88年物のシャトー・ムートン・ロートシルト、B店では2万2000円、C店では2万5000円もしたという。で、味のほうは、その価格に見あっていたかというと、これがとんでもない。A店のものは保存状態がよく、健康なワインで合格だったが、B店のものはコルクから多少のしみだしがあり、高温のせいで熟成がすすんでいた。C店にいたっては、酸味のバランスがくずれ、タンニンや果実味を強く感じたという。つまり、このワインで判断するかぎり、早くも「デパートのほうが輸入ルートがしっかりしていて、管理もいい」という消費者イメージは、くつがえされてしまったのである。では安いワインはどうかというと、91年もののシグロの赤、これが780円のA店では、味はやわらかく、ふくよかさがあって合格。ところが、1200円のC店では、高温トラブルの形跡があり、渋味、エグ味が残る味わいだった。ほかにも数本のワインが試されたが、結果はいずれも量販店・まさで売られているもののほうが味や保存状態において勝っていた。少ないサンプルなのでいちがいにはいいきれないが、ワインに関するかぎり、デパートの信頼性より、酒専門店の管理に軍配があがるといえるかもしれない。